
安全に、そして効率的に商品を物流倉庫に保管したい時に、必須と言える物流機器。
その中でも、ネステナーとパレットラックは代表的な存在ですよね。
同じに見えて実は違うメリットを持つこの二つ、その違いを紹介するので、購入・レンタルを考えてる人はぜひ参考にしてくださいね!
レイアウトの変更がしやすいかどうか
一番の違いは、レイアウト変更のしやすさです。
例えばネステナー、こちらは床に固定する必要がありません。
なので、めんどくさい組立と解体作業が必要なく、フォークリフトさえあれば簡単にレイアウトが変更できます。
そして、使うパレットの大きさもパレットラックよりも小さいので、広いのから狭いのまで、様々な物流倉庫に対応でき、レイアウトの自由度も高いです。
一方のパレットラックですが、こちらは固定ラックです。
つまり、倉庫の大きさに合わせてパレットラックを固定設置するので、最初に設置工事を行い、その後にレイアウトを変更したい時はわざわざ解体→組立をまた新しくしなくてはいけません。
なので、当然レイアウトも気軽に変更がしにくいんですね。
そして使うパレットもネステナーより大きいので、狭い倉庫では厳しいかもしれません。
段の高さや耐荷重の違い
二つ目の違いは、棚の段の高さの調整のしやすさ、そして耐荷重の違いです。
ネステナーは間隔が一定になっているので、段の高さを調整することができません。
そして、パレットが小さい分、耐荷重もそこまであるわけじゃないです。
一方のパレットラックは、棚の段の高さを自由に調整できます。
なので、保管する荷物に合わせて1段目は1m、2段目は2mなど調整できるので、無駄なく荷物の保管ができるんですね。
また、パレットが大きい分、耐荷重もネステナーよりあるので、多くの荷物が保管できます。
使ってない時の収納のしやすさ
最後の三つ目が、使用してない時の収納のしやすさです。
ネステナーは使用してない時、重ねて保管する事が可能です。
なので、コンパクトに収納ができ、使ってない時でも保管に無駄なスペースを取らないんです。
パレットラックの場合は逆で、重ねて保管することはできません。
なので、未使用時の収納に難があります。
ネステナーとパレットラックの違いを紹介しました。
色々言いましたが、レイアウトを頻繁に変更したい・短期間の倉庫利用なら設置に工事が不要なネステナー、多くの荷物を保管したいならパレットラックがオススメです。
どちらもメリット・デメリットがあるので、自分の使用用途を考えて、どちらにするか選びましょう!